
大学受験におすすめの英単語帳って何?現役大学生の意見が聞きたい!
都内の私立大学に通う現役の大学生です。今回は僕が受験勉強の時に使っていた英単語帳 「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」(通称:鉄壁)を紹介します。
この単語帳のおかげもあって、僕はセンター試験の英語で9割以上の点数を取ることが出来ました。(正確な数字は覚えていない( ノД`)シクシク…)
「センター試験の英語で良い点数を取りたい!」「難関大、最難関大に合格したい!」
など、受験勉強を本気で頑張りたいという人にオススメの1冊になっています。
そこでGMARCHや早慶上智のような大学志望者のために、「鉄壁」の凄さについて解説します。
鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁 とは

「鉄壁」とは鉄緑会東大英単語熟語という英単語参考書です。
東大受験生界で鉄壁は受験必需品の一つにもなっており、この1冊を繰り返し読むことで、英単語を極める受験生が毎年たくさんいます。
鉄緑会とは、東大理科三類合格者の半数近くが通っていたとまで言われる塾で、名門私立・国立の高校の中でも上位層が多く在籍し、毎年東大合格者400人以上を輩出している名門塾 です。
鉄緑会が出している参考書ともあって、受験生からも支持されている参考書です。
鉄壁の凄さとは
そんな鉄緑会の作った単語帳「鉄壁」は、英単語を覚えるための工夫が多数散りばめられています。
そのため、毎年多くの東大・難関大受験者から多くの支持を集めています。
「鉄壁」の凄さのポイントをまとめると、
凄さのポイント
- 単語数、熟語数の豊富さ
- 単語同士の関連が見えてくる50のテーマ別構成
- 章ごとの確認テストでアウトプット
- イラスト満載で単語をイメージ化して覚えられる
では、凄さのポイントを一つ一つ解説していきます。
単語数、熟語数の豊富さ

本屋に「鉄壁」が置いてあると、他の英単語帳と比べ、英単語帳とは思えないほど分厚いことがわかります。
なぜなら、
その総ページ数は、なんと666ページ。収録単語は見出語が2146単語。 プラス、派生語や関連熟語が1053収録されているので、合計で3196の英単語・熟語が掲載!
※【改訂版】における従来のものからの変更点
●掲載単語の刷新 :近年の入試問題の傾向を反映し,新規の見出し語を65語,派生語を17語追加しました。(それに伴い,一部の語を削除しています)。
●イラストの増補 :好評の「覚えるためのイラスト」を約140点追加。
●重要度の見直し :直近10年間の主要大学の入試問題を分析し,単語・熟語の重要度のランク付けを全面的に見直し。
●用例・解説の改訂 :一部の単語・熟語の用例をより分かりやすく,時代に合ったものに変更し,解説に手を加えました。 )● ページ総数:704ページ
『改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁 (日本語) 単行本 』、 amazon.co.jp より一部引用
僕は「鉄壁」を使う前はターゲット1900という単語帳も使っていましたが、ターゲット1900は収録単語数は1900です。
それと比べると、「鉄壁」は圧倒的に単語量が多いですよね。
なのでこの1冊を極めれば大学受験も怖くありません。
単語同士の関連が見えてくる50のテーマ別構成

「鉄壁」は見出し語だけでなく、多数の関連語が掲載されています。
というのも、「センター試験によく出る順」や「英単語の難易度順」、「重要度順」というふうに掲載されていません。
「鉄壁」に掲載された英単語は、覚えやすさを重視した配列になっており、単語同士を関連付けた50のテーマ別に分かれて掲載されています。
例えば、
制約・強制・禁止というテーマのものから、金・経済というテーマ、人間関係というテーマなど、それぞれのテーマに関連した英単語がまとまって掲載されています。
こうしたテーマ別構成になっているのには理由があります。
人間の脳はバラバラに並べられたものを暗記しても、短期間で忘れていってしまうのです。
「センター試験によく出る順」や「英単語の難易度順」、「重要度順」 のような英単語帳では、それぞれの英単語がもつ意味の関連性に関係なく掲載されています。
そのため、関連性のないものを長期にわたって覚え続けていくことは難しいのです。
しかし、、個々を関連付け、大きなセクションに分けていくことで、 長期にわたって記憶することができるようになっています。
「鉄壁は掲載されている英単語の量が多くて覚えるのが大変そう」
と思う人も、関連付けを意識して設計されている英単語帳なので、効率よく覚えることが可能なんです。
英単語の量が豊富なだけでなく、学習の質も重視された最強の英単語帳なんです。

鉄壁はみんなが英語を覚えやすいように、そして長く覚えていられるように工夫された構成がなされているんだね。

でも、テーマ別だと、どの英単語を優先的に覚えるべきなのかわからないんじゃない?
そういった心配も「鉄板」なら大丈夫です!
各単語は最重要単語、重要単語、難単語の3つに重要度がランク付けされているのです。
最重要単語なら「**」の表記があり、センター試験レベルの単語であることを意味しています。
これは、読解のみならず、作文でも自由に使いこなせるようにしておきたい単語であるという位置づけがされています。
重要単語なら「*」の表記があり、国公立2次試験レベルの単語であることを意味しています。
これは、入試で最も差がつく単語であるという位置づけがされています。
難単語は、*の表記はありません。その場合、その単語は難関大レベルの単語であることを意味しています。これは、必須ではないが、最難関を目指す人は覚えておきたい単語であるという位置づけがされています。

これなら、自分が目指すレベルに合わせて英単語を覚えることもできるんだねww
章ごとの確認テストでアウトプット

章が一つ終わるごとに、確認テストをすることが出来ます。
英単語の暗記では覚えた「つもり」が一番良くないです。そのため、英語の定着度をチェックするためにも、必ず確認テストで学習の達成度を試すようにしましょう。
「鉄壁」の確認テストは
- Same or Opposite?
- Yes or No?
- Multiple Choices
という大問に分かれています。
Same or Opposite?とは、
二つの単語が同じ意味を持つものなのか、全く正反対の意味を持つものなのかを問う問題です。
Yes or No?は
ある英語の文章で使われている特定の英単語が正しい使い方をされているかどうかの成否を問う問題です。
Multiple Choicesは
英語の文章の穴埋めです。その英語の文章の意味が正しく通るように、3つの英単語からの選択するようになっています。
「鉄壁」はインプットだけでなく、アウトプットの機会を設けることで学んだ知識をきちんと身に着けられるように設計されているのです。
イラスト満載で単語をイメージ化して覚えられる

単語を覚える上で重要なのは「関連付け」のほかに 「イメージ化」 があります。
英単語には一つだけでなく、複数の意味を持つものもたくさんあります。
その場合、一つ一つ完璧な役を丸暗記することは非常に大変です。
でも、英単語は複数の意味があっても、必ず核となるイメージが存在します。
そのため、核となるイメージをイラストで覚えることで、文脈に応じて適切な意味解釈をすることが出来るようになるのです。
「鉄壁」は記憶に焼き付けるための工夫として、英単語を「イラスト」付きで説明しています。

(画像は『鉄力会東大英単語熟語 鉄壁』より引用)
例えば、まず上記の画像を見てください。
そのあとに、各単語の語義を確認すると、
・reveal 「明らかにする、暴露する」
・grasp 「摑む、握る、把握する」
・upset 「ひっくり返す、動揺させる」
となっています。
どうでしょうか。イラストを見てから単語の意味を確認すると、それぞれの単語のイメージが浮かび上がってこないでしょうか?
「鉄壁」は記憶の定着を補助するために、数多くのイラストを掲載しているのです。
まとめ

「鉄壁」はこのほかにも、
受験生がつまずきやすい単語の重点的な解説や、単語の語源などの学習における有用な情報、重要な単語は様々な角度から繰り返し登場させるなど、
英語を学習する人のためを思った工夫が随所にあふれています。
「難関大学に行きたい!」という受験生は、ぜひ「鉄壁」で志望する大学の合格を目指しましょう!
おすすめの文法本も知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
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