新型コロナウイルスの影響で多くの大学がオンライン授業を行うことが余儀なくされました。
実際に僕は、春学期に一度も大学に行くことはありませんでした。そこで、オンライン授業をやってみて感じたメリット・デメリットをまとめてみました。
オンライン授業の形態

僕が履修していたオンライン授業は以下の2つに分類されます。
- 双方向型授業(リアルタイムに音声や動画を用いて行う授業。基本的にZoomを使用)
- 資料配信型授業(ナレーションのついた講義資料、もしくは講義資料と別に音声動画が配布され学生個人が勉強。)
上記のほかに動画配信型授業(録画したビデオを視聴して各自で勉強。)がありますが、僕の場合は双方向型と資料配信型授業でした。
オンライン授業のメリット
では対面授業と比べてオンライン授業はどんなところが良かったのか。
僕が感じたのは主に以下の4つです。
資料が見やすい
まず、通信環境などに問題がない限り、資料が見やすいです。
実際、対面授業の場合、資料に加えて黒板にひたすら板書をする先生もいれば、口頭でいろいろ説明する先生もいます。
板書大好きな先生の場合、正直、大教室の授業では前の方に座らないとなんて書いてあるのかわからないことが頻繁にあります。
また、資料と黒板の前に立つ先生を見るためにいちいち首を上げ下げしなくて済むため、先生がどこを説明しているのか見失う可能性も少ないです。
先生の声が良く聞こえる
これも通信環境に問題ない限り、利点に感じました。
対面授業では口頭での説明に関して、学生がひたすら大事なポイントをメモすれば問題ないですが、学生がうるさすぎて全く先生の声が聞こえない授業もあります。
この点において、オンライン授業の場合は周りの学生を気にせずに勉強することができるのが利点です。
対面授業と比べ質問がしやすい
逆にオンライン授業だと質問がしづらいという意見もあります。(おそらく対面授業では授業後に個別に質問することができるからだと思いますが。)
しかし、双方向型の授業ではチャット機能を使って質問することができます。そして対面授業と違い、口頭で質問する場合も手を挙げて質問する必要がないため、恥ずかしいという気持ちには一切なりませんでした。
また、資料配布型の授業でも不定期で質問のための双方向型授業が行われたり、メールでの質問を受け付けてくれていたので、オフィスアワーなどを気にせず気軽に質問できました。
聞き逃したところをもう一度聞き直せる
資料配布型の場合は、聞き取れなかったところや理解できなかったところの音声を繰り返し聞くことができます。逆に必要ないと自分で判断したところは早送りするのも一つの効率的な時間の使い方になります。
しかし、一部の先生は一定期間経過後に、配布資料を削除していたため、学生によるテスト前に詰め込めばいいやという考え方が通用しないように工夫していました。
オンライン授業のデメリット
デメリットは正直あまり感じなかったのですが、主に3つまとめてみました。
集中力を維持することが大変
双方向型授業の場合は、対面授業と時に同じように、時間通りに授業が始まり、そして発言に機会もあるため、問題ありません。
しかし、資料配布型の授業の場合は、自分のペースで勉強できることが利点となる一方で、自分でモチベーションを管理し、計画的に勉強しないと内容が全く頭に入らない状態になるので注意が必要です。
新しい友達が作りづらい
対面授業の場合は休み時間や授業中を通して新しい友達を作ることが簡単でした。しかし、オンライン授業の場合、多くの学生が履修している大授業ではそもそもどんな学生が履修しているのかわかりません。
また少人数授業の場合でも、最初の授業で自己紹介はしますが、授業中に連絡先を交換する時間がないので、授業時間外での交流ができないです。(先生に内緒で、パソコンのカメラを通して携帯のLINEのQRコードを読み取れたが)
他の学生にちょっとした質問がしづらい
同じ授業を履修している学生の連絡先がわからないため、先生が何を言っていたのかを確認したくても難しいです。
なので、何か疑問点があったら絶えず先生に直接質問するようにしていました。
しかし、学生同士で気軽に不安な点を確認出来たらなとは思いました。
まとめ

それぞれの専攻や履修授業、オンライン授業の形態や個々の事情など、オンライン授業のメリットやデメリットは人ぞれぞれだと思います。
しかし、今後もオンライン授業が続くことが予想されるので、大学、教授、そして学生が協力し合い、質の高い授業を行えるように頑張っていきましょう!
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