コロナで訪れた留学延期、大学休学か就活か

コロナで留学ができなくなってしまった!

就活のスケジュールを考えると、今どういう判断をするのがいいのかな?

コロナの影響により、留学ができなくなってしまった人も多いと思います。

特に大学4年生の年に留学をする予定だった人は、就職活動への影響も重なり、非常に困難な決断を迫られていると思います。

そこで、今回は今後のキャリアのためにどういう判断をすることができるのか解説します。

留学が延期になった大学生に必要な判断

私も今年の4月から1年間休学して留学する予定でした。

そのため、それについては以下の記事で紹介しています。

しかしながら、コロナウイルスの影響で断念せざるを得なくなり、今後について厳しい決断に迫られています。

今年の秋から改めて休学し、留学するという選択がありますが、まず無理でしょう。

ある程度収束していても、経済に与えたダメージが今後どうなるかが予想がつかないからです。

そこで考えられる選択肢は大きく分けて以下の3つあると思います。

  • 大学4年を休学しての留学を諦め、今からでも就活する
  • 来年度に留学+新卒として就活する前提で準備をする(休学必要)
  • 来年度に留学+既卒として就活する前提で準備をする

では、詳しく解説していきたいと思います。

留学を諦め、今から就活を始める

まず一つ目の選択は留学するのを諦め、今からでも就職活動を始めることです。

この選択は留学に挑戦したいと思っていた大学生にとってはなかなか難しい判断になるかと思います。

この選択のメリット・デメリットは以下の通りです。

  • 休学費用や留学費用がかからない
  • 4年で大学を卒業できる
  • 納得のいく企業に就職できない可能性がある
  • 準備不足のなかで就職活動をすることになる
  • 就職活動で留学のエピソードを語ることができない

そもそも今から就活では間に合わないのでは?という方もいると思います。

しかし、現状では現在採用活動を中断している企業もあります。

大学のキャリアセンターに相談したところ、以下のように推察しています。

大学のキャリアセンターによる推察

今年度の採用については、今中断、あるいは少しづつ進めて、コロナの収束が見えてくれば、採用しきれていない分を、後ろ倒しで採用しに行く企業も少なからずあるのではないか。採用総数としては減少の傾向にはなると思われるが、それほど経営状態の傷が深くない場合は、企業は一旦決めた採用計画を大きくは変えない可能性がある。(勿論コロナの蔓延が長引き、企業倒産が相次ぐような状況になれば、この限りではない)

まだ本来の採用計画に未達の企業もたくさんあるようなので、今からでも満足のいく企業に就職できるチャンスはあります。

しかし、すでに就活を始めていた人と準備不足の中で競わなければなりません

そして、留学というエピソードを語れない状態で自分を企業にアピールする必要があります。

そのため、留学もできず、就活も納得いかない企業で働くという後悔が残る可能性があります。

来年度に留学する前提で準備する

2つ目の選択肢は、来年度に留学する前提で進めることです。

その場合、新卒として就活するのか、それとも既卒として就活するのかを判断する必要があります

卒業後の就活は「既卒枠」ということになり、在学生のみを採用対象とする企業もあるなど、選択肢が少なくなります。そのため、在校生と同じ状態で就活をすることは難しくなります。

また、次年度の採用計画については、今年度の業績をもとに作成されます。

つまり、コロナによる経済的な影響の多くは、その年よりも、次年度以降の採用数に大きく反映される可能性が高いです。

そのため、既卒だけでなく、新卒も同様に採用数を減らす可能性があります。

そのうえで考えられる選択は以下の通りです。

来年度留学+新卒就活を前提で準備する

1. 今年度(2020年度)の秋学期休学+来年度(2021年度)留学できる

⇒来年度(2021年度)+再来年度(2022年度)の春学期を休学、再来年度(2022年度)に就活をする

2. 今年度(2020年度)の秋学期休学+来年度(2021年度)留学できない

⇒留学を諦め、来年度(2021年度)の春学期を休学、来年度(2021年度)に就活をする

来年度留学+既卒就活する前提で準備する

3. 大学を4年で卒業+来年度(2021年度)留学できる

⇒来年度(2021年度)に留学、再来年度(2022年度)既卒として就活する

4. 大学を4年で卒業+来年度(2021年度)留学できない

⇒留学を諦め、来年度(2021年度)既卒として就活する

来年度留学できるかどうかは確定できないので、現時点では上記のような想定ができます。

しかし、来年度に留学する前提で準備をする場合もメリット・デメリットがあります。

  • 来年度留学できない場合でもその年の就活には遅れずに済む
  • 来年度から採用数が減ることを考慮すると、厳しい就活になる
  • 留学もすると就活が再来年度になってしまう
  • 新卒就活+留学の場合は休学費用が2年分かかる

さらに、新卒就活+留学になる場合、今年度の秋学期と再来年度の秋学期は日本にいながらも休学することになります。

そのため、その間は就活をするだけでなく、他に何をする必要があるのか考え、実行しなければなりません。

そして、就活が大幅に遅れてまでも留学することになるので、留学では、より明確な目的意識・課題意識を持ち、主体的に行動し、絶対に成果を挙げ、成長してくる、という強い決意が必要です。

この点ができていなければ逆に就活の際、面接官に突っ込まれるポイントとなってしまいます。

したがって、ただ留学に挑戦したいからという理由だけでなく、就活で聞かれた際に面接官が納得するような留学目的が必要になると思います。

もし、留学をすると決めた場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

重要なことは、今の時間をこれからにどう活かすかということだと思います。

今からでもとりあえず就活してみて、納得いけばそのまま就職。もし、納得いかなければ留年して来年度改めて就活、あるいは、来年度留学できる環境が復活していれば、留学をして、再来年度に就活するのもありです。

しかし、どのような選択をするにもリスクがあります。

つまり、いくら考えたところで、選択するうえで正解の答えはありません

したがって、どう選択するかは自分で決めるしかありません

そのうえで、自分がどのようなキャリアを歩んでいきたいのか。そのためには何が必要なのかを考えましょう。

「今をどう生きるか」

これが一番今重要なことではないかと思います。



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